見た目で人を判断するべからず
GSTことGorilla Strength and Therapyです。
今日 パーソナルトレーニング中に腰を痛めてしまった方とのカウンセリングで 何故腰を痛めてしまったか、の説明をしていた中での一幕。
クライアントの方が言うには
「昔からカラダが硬く改善したくてストレッチは頑張ってますが中々改善しません。昔から続けている加圧トレーニングだけではダメだと思って、新しいトレーナーさんについてもらってトレーニングを始めたところ腰がそのセッションの最中に痛くなった」と
色々みた結果 多分 仙腸関節炎でしょうね。
(赤字で示したところが仙腸関節)
その指導者がどんなトレーニングを指導していたかはわかりませんがセッション中に腰を痛めさせるトレーニングってどんなトレーニングなんでしょう?
さらにその指導者からは
「激しいトレーニングには痛みはつきものだ」との説明があったようで…
関節や筋肉を正しく(健康的に)使えていれば例え激しいトレーニングしたとしても痛みや炎症は起こらないでしょう(筋肉痛は別ですが)
と いう趣旨の説明をしたところ
クライアントから
「でもそのトレーナーさんは筋肉の大会に出るような方でいい体してるしお腹も割れてるしすごいんですよ? そんなトレーナーさんが間違ったトレーニングを指導するんですか?」と
ほほう。
そう来るか。
正しい健康的なフォームでトレーニングをしていれば誰もが腹が割れてかっこいいカラダになるのでしょうか?
答えは完全にNOです。
大会に出るような肉体は厳しい食事管理とトレーニングで作り上げたものであって
正しい健康的なフォームでのトレーニングとはなんの関係もありません。
(中には大会に出るような方でも正しい健康的なフォームでトレーニングをされている方もいらっしゃると思いますが今まで色んな方を見た経験上そうでないことの方が多いです。)
体脂肪率や筋肉量でトレーナーの実力は測れません。
正しいフォームでトレーニングをしなくても筋肉はつきますが関節や身体に負担をかけるのはいうまでもありません。
今の時代情報量が多いので一般の方もトレーナーを選ぶ目がシビアになる一方で ベス◯ボディやS◯Aなどの大会に出て有名になってトレーナーとして活躍したい!と考えている方も多いと思います。
それ自体が悪いことではありませんし何か目標に向かって頑張ることはいいことだと思います。
ただあなたがそういう道を通ってきたからといってそれをあなたのクライアントに押し付けないでください。
トレーナーという実力を資格で測れない仕事をする以上最低限の知識は身につけておきたいですね。
トレーナーの皆さん!
みているクライアントが腰が痛いなどの関節痛を訴えてきた場合 それはあなたのクライアントの体が硬いからではありません。
あなたのただの知識不足です!
関節にシアフォースを起こさないフォームを身につけて正しくトレーニングしましょう!!