強くなるということ 2
GST こと Gorilla Strength and Therapyです。
前回に引き続き 強くなるということ について書いていきます。
みなさんの認識だと
強くなる=デカくなる
という感じでしょうか。
例:野球のピッチャーが球速を上げたいと思ってるとします
仮に:球速=パワー×テクニック だとすると今その選手が持ってるパワーでもテクニックを磨けば球速は上がります。
でもそのままテクニックの練習ばかりをしていてもパワーが上がらないと頭打ちになり球速は上がりません。
パワーを上げるのは通常より重い球を投げるのでも遠投をするのでもなく 正しい筋力トレーニングをすることです。
ある1つのトレーニングだけを やればいいというわけではありません。
カラダを健康的に強く、パワーをつけていくためには全身のプログラムされたトレーニングが必要です。
(これを全面性の法則とか言ったりもします)
だから速い球を投げるために一見関係のないように思えるようなトレーニングもやらないといけません。
でも競技者におけるトレーニング時間は競技練習時間よりも短いことがほとんどだと思います。なので 目的達成のために効率が悪いトレーニングは排除し 出来るだけ効率よくプログラムされたものを やっていく必要があるでしょう。
それがシーズン中なのかオフなのかにもよってプログラムは変わっていくべきでしょう。
そのために本来ストレングスコーチというものは存在しているような気がします。
補助とかサプリメントサポートとかダイエットとかそっちがメインではないんですね多分。
話はそれましたが 筋トレを頑張ってパワーがついたとしても 結局でもテクニックを上げる練習をしないと球速は思うように上がりません。
パフォーマンスを上げるということはそういうことです。(球速を例えに)
では なんでボディビルダーはあんなに腕が太いのに速い球を 投げれないのでしょうか?
(多分一般の人よりは速いです笑)
という質問に 簡単に答えられますね。
筋肉がミセキンだから、とか そういうアホみたいなこと言う人はいないと信じたいですが…
だからボディビルダーの筋肉は球を速く投げる用でも走るようでもなくボディビル用=ステージでのポージング用に出来ているので日常生活で使えるとか使えないとか そういう話じゃないのです。
スクワットに話を戻すと
スクワットが強い=脚が太いということではありません
スクワットが強い=レッグエクステンションを300lbsでできる ということではありません。
スクワットが強い=スクワットを上げるためのパワーとテクニックがある ということです。
スクワットを上げるための脳、神経と筋肉の連携がうまく出来ているということです。
なぜうまく出来てるかというと
スクワットの反復練習を高頻度に行ってるから。
でしょうね。
要するにもしあなたがスクワットを強くしたいのなら スクワットをそこそこにレッグプレスや他の補助種目をやっている場合ではない。
まずはスクワットの反復練習をしてください。
確かにデッドリフトなどではスクワットに必要な筋力を鍛えることができますが
スクワットを強くしたいのであればまずはスクワットを繰りかえすことです。
そしてそれに加えて正しいプログラムされたトレーニングをやっていく必要があるでしょう
スナッチを強くしたいのにスナッチの練習をせずスクワットだけしててもスナッチは強くならないでしょう。
パワーリフターやウェイトリフターにも通常の練習とは別に筋力トレーニングは必要です。
もちろんリフティング競技はその練習の中で他の競技とは比べ物にならないくらい筋肉を使いますし筋肥大もするでしょう。
しかし競技練習と筋トレは別です。
あなたが強くならない原因は競技練習ばかりしていて筋トレをしていないことにあるかもしれません。
それは水泳選手であってもトライアスロン競技であってもテニスプレイヤーであっても一緒です。
次回は色々と脱線しながら SCに関して綴っていきたいとと思います。